青い鳥広場


知れば、思わず話したくなる。 髪の今昔ものがたり

古事記や日本書紀にも登場する「髪長姫」の物語は、その髪の毛の美しさで、天皇の心を射止めて皇后に選ばれたことで有名です。
後の平安時代でも、髪の毛の長さ、美しさは美人の条件のひとつでした。その価値観は、現代女性の髪へのこだわりとして脈々と受け継がれているようです。

※髪長姫の物語には諸説ございます。


時代劇や歌舞伎などに登場する武士が、前髪から頭のてっぺんまで、きれいに剃り上げている姿はお馴染みですね。これは戦国武士が兜をかぶる際に、頭が蒸れないようにとの配慮から生まれました。
現代でも蒸れは髪の健康の大敵。帽子をかぶるときには、日陰では帽子を取るなどして、蒸れを防ぎましょう。


江戸時代、髪の毛を洗う習慣はそれほど定着しておらず、月に一、二度程度だったとか。それだけに、ニオイや汚れを取るのが大変だったようです。そこで活躍したのが、小麦粉と海藻のフノリを水に溶いたシャンプーでした。
今も活躍する植物由来の成分が洗浄と潤いを与えてくれる知恵には、江戸庶民の暮らしの工夫が息づいていたのですね。